石巻復興プロジェクトについて2014

2014年3月11日

これまで

震災から3年が経ち、4年目を迎えました。
石巻の状況も震災直後とは大きく変化しました。
東京で活動する私たちに求められていること、できることも日々変化し続けています。

私たちは2011年より東京の大森にある石巻マルシェを拠点に活動を続けてきました。
(→どうして大森なのか

現在の石巻マルシェは、
石巻に縁のある人はもちろん、
震災後石巻に行って石巻が好きになった人、
石巻や東北の食材が大好きな人、そのメーカーの方々、
石巻内外で活動する他団体の方々、
石巻のことを知りたい人、大森でやっていることを知りたい人など、
幅広い年齢層、多種多様な人たちが集う、
リアルな石巻プラットフォームになれている事を日々感じています。

アンテナショップとしてもご近所の皆さんへの認知が浸透し、
毎週同じ物を買いに来て下さる方、
季節になるとあれはまだやらないの?と聞いて下さる方、
毎週差入れを持ってきて下さる方など、
多くの方に支えて頂いている事も実感しています。

そんな皆さんの知恵や経験を循環させていただくことで、
アンテナショップの運営を継続しつつ、
石巻につながる食・物づくり・写真・ITのワークショップなど、
多彩なジャンルのイベントを企画・運営することができるようになりました。

この人のつながりこそが、これまで活動を続けてきた賜物と考えています。

東京の石巻であり続けること

石巻を想う人や石巻の物が集まり、石巻の食や文化を発見できる。
石巻から遠く離れた私たちにできることを考え、アクションできる。
石巻マルシェが、東京にある石巻プラットフォームとしてあり続けられることを目指します。

石巻からつながるソーシャルマルシェへ

これまでの石巻マルシェは自分たちのための場所であったかもしれません。
けれども、これまでの3年間、
石巻と東京のちょうど真ん中辺りにいつづけた私たちの視点・立ち位置から、
石巻の漁師さんと東京のグルメさん、
それぞれの街のアキナイ、コミュニティ形成・防災・減災活動に携わる人、
そんな人たちを石巻マルシェでつなげられるような機会を増やしていきたいと考えています。
それは自分たちのためでもありますが、その活動を通じて石巻マルシェに来て下さる方や、
活動の場である大森の方々への恩返しに繋がると信じています。

変わらないこと

石巻では震災以降、今も変わらない課題をいくつも抱えています。
いまだに自分や家族の身の回りで起きた事を
なかなか話せない、聞けない、そんな人が多いことも事実です。
そのような現状を受け止めながら、これからの活動が独りよがりでなく、
本当に石巻や周りの人たちのためになるのか、その都度立ち止まりながら、
これからも、私たちが東京でできることを考え続けます。

石巻復興プロジェクトは、東京からできる石巻のことを考える人たち、
東京で何ができるのか分からないけど、一緒に悩んで下さる人たち、
そんな人たちが集う団体であり続けられるよう努力します。

名称 石巻復興プロジェクト
代表 村上 源
設立 平成23年4月12日
活動拠点 石巻マルシェ 大森ウィロード山王店(アキナイ山王亭)

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