石巻復興プロジェクト発!「税金はどこへ行った?」石巻版
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最近巷でよく聞く「行政データの可視化」
昨今国や地方自治体などの行政機関ではデータを公開することで行政の透明化を図ったり、データを市民や企業・団体などに使用してもらうことで、経済・社会を活性化しようという取り組んでいます。

このオープンデータの一つである「石巻市の財政データ」を元に、今回石巻復興プロジェクトのメンバーで「税金はどこへ行った?石巻版」を制作しました。
Where Does My Money Go?についてはこちらをご覧頂きたいのですが、石巻版は被災地であるということから、震災関連のカテゴリーがあること、一般財源のみ/一般財源+国庫支出金+県支出金を切り替えて見れるようになっているのが特徴です。

今回このプロジェクトをご提案、作業の流れなどを主導して下さったのがGoogleの及川 卓也さんです。
及川さんはアニマルファインダーの立ち上げに携わった方のひとりで、ご存知の方も多いかと思います。

※「税金はどこへ行った?」については以下の日経の記事が詳しいのでお読みください。
「税金はどこへ行った?」はどこへ行く? 各地に広がるオープンデータ活用

税金はどこへ行った?石巻版」の制作は6月1日(土)大森の石巻マルシェにて行われました。
その制作の模様を紹介します。

まずはデータの元になる「平成25年度石巻市会計予算」を用意。

次に予算書に記載された区分けはとても複雑で多岐にわたるため、石巻市としてはどういう区分けがいいのか、分かりやすいのか、メンバーみんなで議論します。
この作業が一番大変でした。

まずは予算書からすべての項目を書きだし、石巻市が設定した通りの区分けに並べて行きます。

作業は笑顔で楽しく、正確に!

次に我々が考える、石巻市独自の区分けを行います。
予算書にある数百に及ぶ区分を、石巻市では「震災関係」「健康・福祉・環境」「公債」「子育て・教育」「その他」「まちづくり」「産業」「安全」という8つの大きなカテゴリーに区分けする事にしました。

予算書の区分けがバラバラに分けられていきます。
復興関係は復興のかたまりに、教育は子育て・教育関連に・・・と独自の鋭い視点で分別していきます!

メンバー各人の視点により、それはそこのカテゴリーじゃないんじゃないの?など意見が食い違うことも。
真剣な議論をしながら、さらに区分けは進みます。

段々と区分けがまとまってきて、みんなで詰めの議論を展開中

大方の議論がまとまり、入力作業へ

当日は時間が足りず、すべての入力作業をすることは出来ませんでしたが、大体の目安をつけ、ひとまず作業を終了致しました!

最後に及川さんを囲みTeam for Ishinomakiで記念撮影

後日修正を加え、「税金はどこへ行った?石巻版」が完成しました。
http://ishinomaki.spending.jp/team.html

ご親戚やお知り合いに石巻在住の方がいらっしゃいましたら、是非このページをご紹介ください。

また、石巻復興プロジェクトでは今後も東松島など、石巻に近い経済圏も同様に手がけていく予定です。
できれば東北全般を手掛けられたらと思っています。

作業の流れなど、今回得た知識を横展開していきたいと思っていますので、ご興味のある方、ボランティアで参加してみたいという方、ご質問や取材の依頼など「サポーター募集」のページからいつでも受け付けております!
たくさんのご連絡をおまちしております!

最後に及川さん、本当にありがとうございました!

(文章・広井、構成・村上)

3 thoughts on “石巻復興プロジェクト発!「税金はどこへ行った?」石巻版

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