レポート『10/27 上映会&座談会@石巻マルシェ~映画監督の見たあの日の石巻~』
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缶闘記』監督、『東北まぐ』編集にも携わっている岸田さんから
「(東北まぐの誌面刷新案について)相談のってもらえますか?」
とお声掛け頂いた事がキッカケで発案したこの企画、10/6には『After 3.11 Film Festival』代表の吉本さんや『田代ジャパン』の田代さんにお越し頂き、この日のために準備を進めてきました。

企画の内容や、作品・監督の皆さんに関しては告知ページをご参照下さい。

監督の皆さんや復興支援活動に携わってこられた方々に加え、『宮城県石巻市・旧北上川に堤防が建設される前の情景を記録するプロジェクト』の増田さんまで飛び込みで参加下さるなど、いつも石巻や被災地で精力的に活動して下さっている濃いい面々が集い、あの日の石巻マルシェは物凄い熱量に包まれました。

終了後すぐに、参加頂いた方々から「行ってよかった」とのメッセージを頂きました。
震災から600日が経ち、これからの復興支援活動に対してモヤモヤ、疑問を持たれている方が多かったようです。自分自身もそうです。
同じ気持ちやヒントを持った人との出会いがあり、そういった方々とお話をする事により、何らかの気付きやキッカケを持って帰っていただけたようです。
何より、岸田さんはじめ、多くの方から「またやりたい」とのお声を頂いたのが嬉しかったです。企画した甲斐がありました。

素晴らしい映像作品の数々を上映頂き、多くの出会いや繋がりがあり、盛況だった上映会&座談会ですが、これで終わりにはできません。

岸田さんのお話によると、『東北まぐ』の開封率が下がってきているそうです。
震災に対する関心の薄れが数値として見える訳で、岸田さんの持たれている危機感が伝わってきます。

マスメディアと我々のような立場の、情報配信の役割の違いについてもお話を頂きました。
速報性や、伝搬力でマスメディアに敵うはずもないし、同じ事をやる必要もないと思います。

被災地から遠く離れているけれど、東京という場所に居るからこそできる事が、その時々にあるはずです。
そんな観点から、少しでも被災地に関心を持ってもらえる、東北に行ってもらえる、そんなアイディアを継続的に考えていきたいです。

次回、座談会#3の開催が12/15(土)に決定しました。
次回はもう少し落ち着いてお話ができる、ディスカッションメインの流れにしたいと思います。
皆さんのお知恵を拝借させて下さい。またのお越しをお待ちしています。

皆さんから頂いたキーワード

  • 人 (天野さん-ISINOMAKI2.0)
  • 人はいつだって愛しくてすごい (藤川監督-石巻市立湊小学校避難所)
  • つながり(顔がみえる)
    ローカルだからこその情報発信があって、じゃぁ、今ここにいてできることは何なのか、ちゃんと考えたいと思いました。 (鵜澤さん-助けあいジャパン)
  • まだ終わってない。与えるだけでない。
    自立への支援はこれから。出会った人は大切です。 (山田さん-JIN’S PROJECT)
  • 東北でしかやれないこと、見られないこと、食べられないもの、会えない人を (平沼さん)
  • まだ何も終っていない。1人1人が出来ることで見えてくるもの。
    一緒に行動して心をつなう。 (森さん)
  • 石巻が日本復興のモデルになる。 (じょうじ)
  • 被災地の方々は風化をおそれている。
    出向いた事がない人に興味を持ってほしいが、なかなか感心を持ってもらえない…。
    岸田さんがお話していた、興味ない人は対象とせず、興味あるけどきっかけがない人々への情報発信したい、という話に共感した。 (のぶさん)
  • 「東北の美味しいものが食べたい。」そんな動機でも良いと思います。一度、足を運んで
    みてもらいたいです。東北の魅力を知れるはず。 (鈴木美羽子)
  • 首都圏の人に現地のことを知ってもらい、実際に訪問してもらう。 (昔宮さん)
  • 思い切り≒(ちゅうちょ) (村田さん)
  • 自分の趣味・好きなことを活かしてできることもある。行ってみると感じることがきっと
    ある。 (菱山さん)
  • 石巻手作りプロジェクトは、渋谷のガングロ女子高生にイシノマキのことを「へぇーっ♪」って思ってもらうのだ!
    2012/12/08石巻アイトピアホールでまちなか復興を新?するライブイベントを開きます!!
    こんな形もありです!! (ちちさん)
  • 東京の仕事場で震災の話をしようとしたら「あ、震災の話はもういいです。」と言われたことがあります。
    めんどうとか、関わりたくないというようなニュアンスで。
    確かに被災地について考えることは多いし、実際に行くとなれば時間も労力も使うし。
    私も実際、自分が何か支援できてるわけじゃないんです。
    でもなぜだか何度も石巻に通ってるのは、そこにいる人が楽しくて仲良くしていただいているからで、結局、そういう人の魅力が東北とほかの地域をつないでいくんじゃないかな。 (ななしさん)
  • 「まだ行ってるの?」という空気がある。もし自分の愛する人やふるさとに地震や津波が
    来たら、あなたはどうしますか? (ななしさん)
  • リアルな現場の今を伝えていく!! (ななしさん)
  • 行動の差は長靴が買えるか買えないか。 (石田さん)
  • 自分の気持ちにウソをつかない誠実さ。そして一歩を踏み出す勇気! (板倉さん)
  • それぞれの人がそれぞれの地域で暮らしながら、支え合える社会、世界へ。 (近藤さん)

アルバム

写真の多くは、岸田さんにご提供頂きました。ありがとうございます。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.434947309901227.105149.100001578840007&type=1








石巻マルシェオリジナルメニュー

忘れてはいけない事がもうひとつ。
今回の上映会&座談会では、いつも販売させて頂いている、石巻メイドの素材の数々を使用した料理の数々をご提供させて頂きました。
石巻マルシェオリジナルメニュー鯨カレー

  • 鮭の中骨生姜味噌漬けの炊き込みご飯
  • 茄子と豚肉の牡蠣味噌炒め
  • キャベツの塩昆布&塩のりあえ
  • クラッカー&野菜スティック(マヨ味噌ディップ&鮭の中骨マヨディップ)
  • 鯨大和煮入り卵焼き
  • 石巻やきそば
  • 鯨カレー

レシピ等に関しては、後日改めてご紹介させて頂きます。
石巻の素材を活かした料理やレシピのご提案に関しても、継続していきたいと思っています。お楽しみに!

お詫び、お礼

準備不足や不手際により、当日は皆さんにご迷惑をお掛けしました。
特に、機材の不調により貴重な映像を上映して頂けなかった増田さん、本当に申し訳なかったですし、残念です。またの機会に是非お願いしますね!
時間の都合によりご紹介できなかった『石巻・手作りCMプロジェクト』ちちの栄元さんも、いつもお世話になっているのに本当にごめんなさい!
受付嬢
おふたりには受付嬢のお仕事までやって頂きました。本当にありがとうございます!

菱山さんも『おらほの復興市』ご紹介できなくてごめんなさい!石巻マルシェでPRしておきました!

そんなドタバタの裏で、運営を支えてくれたスタッフのみんなには本当に感謝しています。
また時々はこんなイベントもやりたいと思うので、懲りずによろしくお願いします。

最後に、参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

One thought on “レポート『10/27 上映会&座談会@石巻マルシェ~映画監督の見たあの日の石巻~』

  1. Pingback: 『東北まぐ!』と12/15『座談会#3』 | 石巻復興プロジェクト | Re ISHINOMAKI

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