【石巻市長面地区】学習院大学ボランティアネット第3弾活動報告
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大学一年生、インターンの小塚君が書いたボランティアレポートには大変な反響を頂きました。
今回、そのツアーを企画した田代ジャパンの田代さん(彼も現役の大学生です)に寄稿頂きましたので掲載させて頂きます。
写真も、田代さんのFacebookから転用させて頂きました。

田代さんありがとうございました。

学習院大学ボランティアネット第3弾活動報告

活動日:10/26,27(1泊2日)
活動内容:草刈り・瓦礫撤去・行方不明者の捜索
活動場所:宮城県石巻市長面地区
参加人数:24名

3回目の学習院のツアーは、石巻市長面での捜索のお手伝いだった。
10月26日未明、道の駅 上品の郷に到着。

2週間ぶりの石巻だったが、着実に冬が近づいていた。

偶然、この辺りで4人を亡くしてまだ見つかっていないという女性に出会った。
朝から酔っぱらっていた。
僕を見て、「甥に似ている」と言われた。
その女性は、昔家があった場所やまだ見つからない人たちの話をずっとしていた。
僕たちがこれから活動する話など今の話をしても、時間は2011年3月11日のままだった。

この日の活動は、公民館の裏の山を越えたところにある長面浦近くだった。
沈下した水辺

草を刈り、目視で手掛かりを探した。
1年7ヶ月の時間は長く、草の根には漂流物と思われる発泡スチロールが絡み付いていた。
活動1日目
そうしたものがたくさん出てきたので、もしかしたらという気持ちで丁寧に探したが、残念ながら発見することはできなかった。
初参加者も多く、慣れない作業に加えて、捜索をする意味を見出せない人もいた。

夜の振り返りで、NHKニュースの長面の捜索の特集番組を見た後、DSP災害プロジェクトの大場さんから貴重なお話を頂いた。
振り返り

私たちは捜索を『もうしなくていい』と言われるまでやります。
遺族の方は、見つかったらとても泣きます。
しかし、それで1つの区切りがつき、新しい生活を始めることができます。
しかし、見つからなければ、ずっと思い悩み続けます。
私たちは、捜索する姿を見せ続け、この土地にはいない、そうした姿を示し続けることで、少しでも遺族の方に前に前へ進で欲しいと思います。

活動2日目

皆さんも是非田代プロジェクトの活動にご参加下さい。

One thought on “【石巻市長面地区】学習院大学ボランティアネット第3弾活動報告

  1. DSP大場氏の言葉、共感しました。自分の労働の成果、評価を期待するのは間違いで、ニーズに答えたかどうかが大切。大場氏の言葉はニーズがどこにあるかを理解した人の言葉ですね。それを引用した田代さんとこれを掲載した村上さんにいいね!を贈りたいです。

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