石巻工業 センバツ甲子園出場
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おめでとうーー!!石森です。母校の石巻工業が第84回選抜高校野球大会に出場することになりました!

卒業した10年前から「直志追球」を掲げていた野球部。新校舎が出来てからは立派なグラウンドも整備されましたが、津波によりグランドは浸水。練習道具も水に浸かりはしたものの、全国からの支援をいただき、これまで練習を頑張ってきたのだそうです。本当に、おめでとう!!

各新聞紙から一部引用です。

「念願やっと」OBら沸く 石巻工・選抜高校野球初出場(河北新報) – 石巻商工会議所の浅野亨会頭、亀山紘石巻市長、村井嘉浩知事の話も掲載

 石巻市では1948年夏の石巻以来、64年ぶりの快挙。石巻工硬式野球部OB柏葉会の安藤信一会長(60)は「石巻の念願だった。大変うれしい」と喜んだ。「震災で苦労しているので、選手はメンタル面で他校より強い」と活躍に期待した。
 早速、OB会と学校などでつくる実行委を設立し、資金集めを本格化させた。安藤会長は「被災の中で心苦しいが、なんとかお願いしたい」と協力を呼び掛ける。

石巻工、震災乗り越え21世紀枠/センバツ(日刊スポーツ) – 震災後の試合結果も掲載

 震災で傷ついた街の思いを石巻工が実現した。午後3時1分。小黒秀紀校長(59)と握手を交わした松本嘉次監督(44)は、黙ったままだった。「言葉が出なかった。皆さまの思いを感じることが出来た瞬間です。この地区の悲願ですから」。数学の授業中だった阿部翔人主将(2年)は、担任から「選ばれたぞ!」という言葉を聞くと、左手でそっと涙をぬぐった。「みんなで『地域のために』と言ってやってきた。うれしい」。あの日からの322日が、走馬灯のようによみがえった。

石巻工、21世紀枠でセンバツ出場(読売新聞)

 エースで4番の三浦拓実投手(2年)は「『自分たちは頑張ってるぞ』というところを見せる」と力を込めた。市内の仮設住宅に住む橋浦柊介選手(1年)は「いつも車で送迎してくれる母に『頑張るよ』と伝えたい」と話した。

 小黒校長は、地元から出場を願う声が多く寄せられたことを紹介し、「諦めずに頑張ることが我々の使命だ」とあいさつ。また、全校生徒約700人のうち、300人が大規模半壊以上の被災を受けたため、甲子園の出場準備にあたり、「もしよろしければ今後も(支援を)お願いしたい」と話した。松本監督は「甲子園に出るからには一つでも多く勝ってトップを狙って頑張る」と抱負を述べた。

 三浦投手の母、富子さん(47)は「石巻から甲子園という夢を叶えてくれた子どもたちはすごい」と涙ぐんでいた。亀山紘市長も同校を訪れ、「被災地石巻に夢と希望を与えてくれてありがとうございます」と小黒校長と握手を交わした。

センバツ:「被災地の力に」21世紀枠の石巻工(毎日新聞)

 震災後、初めて部員が集合したのは同月22日。「野球をやりたいか?」。松本嘉次監督(44)が問いかけた。部員の7割の自宅が被災。家族を失った部員もいたが、「震災に負けてたまるか」と一丸になった。

 グラウンドを覆う泥は、米軍や自衛隊の隊員らとともに取り除いた。流された野球道具も全国から寄せられた。夏の宮城大会開会式では「あきらめない街・石巻!! その力に俺たちはなる!!」と書いた横断幕を手に入場行進し、スタンドの拍手を浴びた。

石巻工 甲子園初出場(石巻かほく)

 グラウンドにいた野球部員たちは小黒校長から出場決定を直接聞いて、「やった」と歓声を上げた。松本監督らを胴上げしたり、帽子を天高く投げたりして喜びを爆発させた。

 阿部翔人主将(2年)は「きょうは一生忘れることができない日。震災からの10カ月間は長いようで、あっという間だった。甲子園は小さいころから憧れていた。支援してくれた人、石巻の人のために勝利したい」と笑顔で話した。

 エースの三浦拓実選手(2年)は「いろいろな人たちの支援に感謝の気持ちを表せるようなプレーをしたい。自分の力を試す良い機会でもあり、精いっぱい頑張る」とチームメートと肩をたたき合って喜んだ。

 会見した小黒校長は「津波で被災し、国内外から延べ1000人以上の人に支援をいただいた。生徒たちも復旧に当たり、中でも野球部員が休みなく働いた。すごいと思っていたが、そんな行動が天に届いたと思う」と語り、さらなる応援を呼び掛けた。

21世紀枠で石巻工・洲本・女満別が出場 選抜高校野球(朝日新聞) – 写真と動画を掲載

[石巻工 直志追球](2)阿部前監督の種が長男・翔人で花開く(スポーツ報知)

 12年前、阿部克彦(46)は決意を持って母校・石巻工の監督に就任した。「地元に戻り、地元の野球の名を高めたい。それが街を盛り上げることになる」。石巻市は少年野球が盛ん。それ故に、他地域の私立高へ人材が流れていた。故郷からの甲子園出場には彼らをとどめる必要があり、その努力を阿部は惜しまなかった。

聖光学院エース・岡野、石巻に白星届ける…センバツ(スポーツ報知) – 聖光学院(福島)のエースは石巻市出身

 4年ぶり3度目の出場を決めた聖光学院のエース・岡野祐一郎(2年)は特別な思いで出場決定の知らせを受けた。宮城・石巻市出身で、市内の自宅も1階は浸水。21世紀枠で初出場を決めた石巻工の阿部翔人主将やエース・三浦拓実(ともに2年)らとは中学時代、石巻中央シニアでチームメートだった。

地域のために

練習をすること自体が困難な状況の中で被災地の生徒たちは頑張って練習をしていました。「地域のために」と練習をしてきた彼らは「頑張る街石巻市」を背負って全国の舞台で全力でプレイをしてくれることだと思います!
本当におめでとうーー!!

ご支援の情報は石巻工業同窓会が中心となって動いているようです。

震災後も頑張って練習をしてきた彼らに、どうぞご声援を送ってください!!!!!

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  1. Pingback: 石巻マルシェ☆2012年1月28日(土)レポート | 石巻復興プロジェクト

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